2000年 米国調査研究視察報告
―米国における税務専門家制度と連結納税制度の実態について―
米国調査研修視察報告―調査研究視察概要
米国現地での調査内容
日程表
第1章 第2章 第3章 第4章 第5章 第6章 第7章 第8章 第9章
第1章 米国における税務専門家、公認会計士協会、会計職委員会の概要の紹介
Ⅰ.米国税務専門家制度の紹介
- IRSに対する業務
- 業務を行いうる者
- IRSに対する業務に関する義務と制限
Ⅱ.わが国の税理士制度と米国の税務専門家制度との比較
- 資格者と業務範囲との相違について
- 税理士の権利及び義務の相違について
Ⅲ.米国公認会計士の紹介
- 米国公認会計士になるための要件
- 業務の種類
- 税務ポジションの経験年数
- 給与(Robert Halfのガイドによると)
Ⅳ.米国公認会計士協会の紹介
- AICPAの加入資格
- AICPAの会員数
- AICPA協会の目的
- AICPA会員の懲戒処分
- 会員権の停止と懲戒処分
Ⅴ.カリフォルニア会計職委員会の紹介
第2章 米国における税務サービスの実態
Ⅰ.米国総合会計事務所の実態について
- はじめに
- 米国会計ビジネス最新事情
- 会計事務所統合の動き
- 総合会計事務所の組織
- 部門の独立への動き
- 総合会計事務所の問題点
- 米国の好景気が業界に及ぼす影響
- 事業形態
- 他の州の情報の入手方法
- 顧客の開拓方法
- 利益の配分方法
- 異業種との提携-弁護士
- おわりに
Ⅱ.依頼者との契約の仕方と契約の実態について
- はじめに
- 税務サービスにおける法的規制
- 税務サービスと契約書
- 契約書における報酬額の記載方法
- 契約における報酬額の記載方法-KPMGの場合-
- 一般のCPA事務所の報酬規定について
- KPMGにおけるリスクマネジメントへの対応
- 税務サービスにおけるトラブル
-
おわりに
参考Ⅰ 契約書(Engagement Letter)のフォーム- 個人の所得税申告書作成
- その他の記載条項の解説
- 法人税申告書作成契約書(報酬部分の抜粋)
- パートナーシップの申告書作成契約書(報酬部分の抜粋)
- 連結又は単一の法人税申告書等の作成に関する契約書(要旨)
- 法人に対する税務相談の契約書(要旨)
- 個人所得税申告書作成契約書 報酬総額1万ドル以下の報酬の場合(要旨)
- 個人所得税申告書作成契約書 報酬総額1万ドルを超える報酬の場合(要旨)
- パートナーシップ税務申告作成契約書(要旨)
- その他の契約書
第3章 アメリカの会計専門家責任と職業賠償責任保険制度
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.わが国の課題
Ⅲ.アメリカの現状
- (1)「専門家」の意義
- (2)日本の専門家責任
- (3)アメリカの専門家責任
- (4)専門家責任賠償保険における「専門家」概念アプローチ
- (5)「被保険人」の位置付け
- (6)「会計専門家」の意義とその保険制度
- (7)専門家責任賠償保険制度の実態
Ⅳ.今後の展望
Ⅴ.おわりに
Ⅵ.CAMICO副社長講演録
- 参考文献1 会計専門家責任保険証券
- 参考文献2 CAMICO加入申込書
- 参考文献3 イギリス専門家賠償保険「事前記入表」
- 参考文献4 法的責任と危機管理
- 参考文献5 法的責任クレームの理解-発生理由と対応法
第4章 米国におけるEA制度の実態
Ⅰ.まえがき
Ⅱ.米国における税務業務
- EAの沿革
Ⅲ.EA協会訪問
- カリフォルニアEA 協会(CSEA)の目的・使命・業務
Ⅳ.さまざまなEA
- 1.EAの現状
Ⅴ.渡辺Keiji氏講演録
- 経歴
- 事務所・沿革
- EAとしての仕事の内容
- EAの今後として考えること
Ⅵ.EA事務所訪問
- はじめに
- 個人事務所を開設するまでの経緯
- 「バラダット・タックス・サービス」の業務
Ⅶ.むすび
第5章 米国の納税者に対する税務援助制度
Ⅰ.米国の納税者に対する税務援助制度
Ⅱ.EA協会の訪問、EAの説明
- EA協会訪問(2000年10月5日) サンフランシスコ
- EAのレクチャー(2000年10月6日) ロサンゼルス
Ⅲ.日本の税務援助制度の現状と税務援助への新しい対応
- 日本の税務援助制度の現状
- 税務援助制度への新しい対応
Ⅳ.終わりに
- 資料 1 確定申告相談件数の推移
- 資料 2 日本の申告納税者数
- 資料3-1 概要:申告書の主要な種類別による申告書の提出数
- 資料3-2 1990-1997年課税年度における有償無償により提供を受けた納税者
- 資料 4 納税者の援助と教育プログラム(1996年度から1998年度)
- 資料 5 AARP税務援助 組織図
- 資料6-1 AARP 1998年 年次報告
- 資料6-2 AARP財団 1998年12月31日未活動報告書
- 資料6-3 AARP財団 1998年12月31日機能別費用報告書
- 資料6-4 AARP財団 1997年12月31未機能別費用報告書
第6章 米国における継続的専門研修制度(CPE)
1.CPEの必要性
2.日本の公認会計士のCPEの概要
3.California州のCPEの概要
- (1) 免許の更新時期
- (2) 更新に必要な研修
- (3) 更新の期間延長
- (4) InactiveからActiveに変更する場合
- (5) Activeの人で必要研修を履修できなかった場合
4.単位取得の方法
- (1) 中小法人のCPAの場合
- (2) 大法人のCPAの場合
5.最後に
第7章 米国の税務調査の実態
1.はじめに
- (1) 講演者経歴
- (2) IRS調査
- (3) 調査対象の選び方
- (4) 業界別に調査対象を選ぶ方法
- (5) その他
2.コンタクトレター(事前通知書)
3.30日レター
4.90日レター
5.連結税務申告書の税務調査
6.わが国との違い
第8章 米国連結納税制度
Ⅰ.Preface
- 連結納税と連結財務諸表との違い
- 米国連結納税の歴史
Ⅱ.基本的事項
Ⅲ.欠損金に対する制限
- SRLYルール
- 株主変更に伴う純事業欠損金の使用制限(382条)
- ビルトイン・ディダクション(含み損)
- (参考)CRCO現在は廃止
Ⅳ.内部利益の繰延
- 土地及び有価証券等の場合
- 減価償却資産の場合
- 棚卸資産の場合
Ⅴ.投資価格修正等
- 投資価格修正
- 超過欠損金
- ロス、ディスアローアンス、ルールス(LDR)
Ⅶ.税額の配分
- 税額の配分方法
- 負担額決定のプロセス
- 投資及び配当の例示
- 税額配分の例示
Ⅷ.その他
- 税務調査等
- 最近の裁判例より
第9章 視察感想文
Ⅰ.米国税務専門家制度調査報告
Ⅱ.「米国調査研究視察に参加して」
Ⅲ.米国調査研究視察勉強会感想文
Ⅳ.米国は素晴らしい国か
Ⅴ.米国調査研究視察に参加して
報告…税務に携わる者の報酬制について