HOME 税理士の方へ 国際部レポート 2000年 米国調査研究視察報告 参考文献5 法的責任クレームの理解―発生理由と対応法

参考文献5 法的責任クレームの理解―発生理由と対応法

第200節 税務契約

204.1 

図表2-1に示すとおり、税務契約は、2000年6月まで、CAMICO会員クレームの最大数と最大支払額とを提供している。多くのクレームの重要性の第1の理由は、年度税金準拠性を含む、地域のCPA事務所によって行われる税金サービスの量が他のサービスに比較して多いことに原因がある。加えて、ほかにも税金責任クレームのかなりの部分に貢献する理由が存在する。


204.2 

証明サービスに比し、税務サービスは自然と調製よりも助言が多くなることが一般的である。基本的税金準拠性サービスは、自然に納税計画、財産計画、事業達成計画、その他税金と密接に関わる分野に拡大していく。結果的に、税金専門家は常時、複雑かつ可能性ある継続的発行の多様なものを手掛けることとなる。図表2-13は、1999年までの3ヵ年にわたる、主張された過誤別のCAMICO税金クレーム史を示している。図表2-13が示すように、CPAによって申立てられた過誤類型の頻度と苛烈さは、公正公平に準拠性、税金助言、その他の過誤類型に振り分けられる。図表2-14は、同一人数・同一期間のためにクレームの平均サイズを示している。それは、また、CPA達によってなされた申立過誤のカテゴリーに展開される。


204.3 

提供サービスの類型別相違についてさえ、クライアント・アソシエーションとコミュニケーションとは、責任決定の重要な役割を果たしている。納税契約履行時や納税契約を含む責任クレームの実際的事例の提供時に回避すべき多くの落とし穴について論じている。さらに、第三章は損害予防ツールとしての契約文言の使用について論じており、第四章はクライアント獲得と継続の評価について論じており、そして段落201.16は十分な文書作成の必要性の議論を開始している。

納税契約の落とし穴

204.4 

注意義務の学習 申告書作成者はみな、内国歳入庁に関与するには注意義務を学習しなければならない。C.P.A.は、「弁護士、公認会計士、E.A.、登録保険数理士、内国歳入庁監査人の各業務の行政規制」と題する財務省通牒第230号(通牒第230号)を含む多数の法規集によって拘束されている。通牒第230号引用に際し用いられる「注意義務」という言葉は、他の実務家が行う際の範とする或る範囲による合理的に存するものの基準による、合理的な注意を意味すると説明され得る。


204.5 

通牒第230号の規定によれば、CPA達は申告書作成までは監査クライアント記録は必要としない。他方、・……


204.6 

誤解されたロイヤリティー


204.7 

204.8 

口頭による税金相談の提供


204.9 

204.10 

争訟―税務契約。

204.11 

CAMICO相互保険会社は、税務契約を含む責任負担をした実際的責任事件の数例を事務所に与えるため、争訟を提供してきた。……


204.12 

204.13 

204.14 

204.15 

損失予防事例。権威者は次のように勧める。

  • 不用意な助言をしてはならない。事務所は、それに支払がなされるか否かにかかわらず、専門家サービスについて責任を負っている。
  • 会話は、すべて、たとえいかなる雑談でも、電話であれ面と向かってであれ文書にすること。会話をノートにし、それをクライアント・ファイルに保存すること。詳細は、会話が明らかにしたこと、最後の会話の長さ、どんなに些細なことであっても与えた助言の中身を含んでいるよう。
  • 成功する住宅売り出し、特に税金シーズンの売り出しには注意せよ。強含みの不動産市場は得てして住宅所有者に売り買いについての大きな動機付けとなる。クライアントに、しょっちゅう、彼や彼女の住宅の過去2年間の売却回数を聞くこと。
  • 所得の繰り延べがあるかどうか、そしてクライアントがあらかじめ注意を払うことができるかどうかを決定するため、年度税務申告期間中の住宅売却を捜すことを心がけよ。

204.16 

204.17 

この会話によれば、ティムは、不動産ブローカー、ファシリテイター、アドヴァイザーを雇った。


204.18 

204.19 

主張。貧弱な投資アドバイスしか与えられなかったと信じて、ティムはニコール、アドヴァイザー、ブローカーを訴えた。


204.20 

204.21 

204.22 

損失予防事例


204.23 

204.24 

204.25 

204.26 

204.27 

結果。


204.28 

損失予防事例。


204.29 

204.30 

204.31 

204.32 

204.33 

204.34 

主張。


204.35 

結果。


204.36 

損失予防事例


204.37 

税金準拠性―詐欺


204.38 

204.39 

204.40 

主張。


204.41 

結果。


204.42 

損失予防事例。


204.43 

死後納税の準備―分割責任


204.44 

204.45 

主張。


204.46 

結果。


204.47 

損失予防事例


204.48 

遺産税の計画―QTIP


204.49 

主張。


204.50 

結果。


204.51 

損失予防事例


204.52 

納税計画―不動産


204.53 

主張。


204.54 

結果。


204.55 

損失予防事例


204.56 

納税者代理―未払税金


204.57 

204.58 

204.59 

204.60 

204.61 

主張。


204.62 

結果。


204.63 

損失予防事例

  1. 税務契約の落とし穴
    1. 注意義務の学習
    2. 誤解されたロイヤリティー
    3. 口頭による税金相談の提供
  2. 争訟―税務契約
    1. 税金準拠性―住宅売却
    2. 税金準拠性―
    3. 税金準拠性―控除
    4. 税金準拠性―所得税の脱税
    5. 税金準拠性―詐欺
    6. 死後納税の準備―分割責任
    7. 遺産税の計画―QTIP
    8. 納税計画―不動産
    9. 納税者代理―未払税金

以上(仮訳)

(山内 芳 担当)

参考文献
Copyright 2000 by Practitioners Publishing Company, Fort Worth, Texas. Translated and reprinted with permission from "Guide to Accountants' Legal Liability and Risk Management, First Edition (June 2000)"

※上記参考文献1,2,4,5及び6の翻訳については、著作権者の了解を得るようにしたが、それは本報告書を作成するためであり、書籍を出版するために著作権者の了解を得たものではない。そのため、本報告書の日本文を引用するときには、原典を確認するとともに、翻訳者の了解を得て、ご自分の責任でもってお願いします。また翻訳文を有料にて出版することについては、著作権者の許可を受けておらず、許可を要することをご承知おき下さい。

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